渋谷大古本市で見つけた半世紀前の郵趣入門本

夏コミの4日間で合計8万歩を歩いた上に重いものを運んだ影響で腰から臀部にかけて痛いです。もともと腰痛持ちなのですが、もはやコルセットでも足りません。長い時間座ることすら無理な状況です。

そんな状況ですが13日で最後日となる渋谷大古本市に行ってきました。初日に見つけた切手コレクションはほぼ全部が売れ残っていた模様です。そりゃまあ買わないわな…。せめて額割れの切手だったら捌けたんじゃないかと思うのですが。

別に郵趣関係の古本が目的ではないのですが、こういうのがあると買ってしまいますね。今井修氏監修の『小学館入門百科シリーズ16 切手入門』、1971年の初版です。ほぼ半世紀前のもので、私はまだまだ生まれておりません。中には女性の名前が書いてありましたが、もし初版発行時に持っていたと仮定すれば、当時小学生だった場合はもう還暦目前のはずです。その後、切手収集は続けられたのでしょうか。

中を見るとやはりこの当時特有の『切手収集はこうあるべき』という固定観念が含まれていますが、しかしそれでもこの当時としては郵趣のプロモーションの役割をそれなりには果たしていたのだろうと思います。

郵便切手類模造等取締法が施行どころか、国会で成立すらしていない時代の本なので未使用切手が斜線を引くこともなく堂々とカラーで載っています。またラアス・アル=ハイマやイエメン王党派の切手が普通に載っているのがなんとも痛快です。