COVID-19のサッカー切手

19日に新国立競技場にてサッカー天皇杯の決勝戦が開催されました。通常は元日開催なのが今年は半月ほど前倒しになったのは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応が理由なのかと思いきや、来年1月下旬にサッカーW杯カタール大会のアジア最終予選が予定されており、日本代表の準備期間を確保するためなのだそうです。試合は1点を争う白熱した展開となり、最後は後半アディショナルタイムで決勝点が浦和レッズに入り勝負が決しました。

このご時世、スケジュール変更があるとCOVID-19の影響かと考えてしまうのは悪い癖ですね。しかし先日、等々力陸上競技場で開催された天皇杯の試合を観戦した客から新型コロナウイルス-オミクロン株の陽性反応が出るなど、どうにもスポーツの試合と新型コロナウイルスが関連付けられてしまうことが多かった1年でした。その最たるものが今年夏の東京オリンピック・パラリンピックではあったのですが。

さて、これはアンゴラ名義で2021年(日付不明)に発行されたCOVID-19の切手です。選手が手をつないでサッカーボールを囲んでいる姿が描かれており、明らかにウイルスを模しています。切手のテーマはズバリ、COVID-19によるサッカーの試合日程の一時中断。具体的な大会名などについては書かれていないので、試合日程に影響が出たすべての試合が対象なのでしょう。このほか、テニスの試合に関する切手も同様に発行されています。実を言えば、昨年既に同じような趣旨のスポーツ切手がギニアビサウやニジェール、サントメ・プリンシペ名義で発行されていたのでした。