これは昨年(2021年)暮れ、12月16日にベラルーシより発行された2020年東京オリンピック・パラリンピックの切手です。同大会におけるメダリストが切手になっています。
オリンピックでは金1、銀3、銅3の合計7つを獲得し、3枚の切手にメダル別に選手が登場しています。銀メダルは3個ですが、そのうち一つは4人組のカヌーなので、メダリストは合計6人います。
パラリンピックでは金5、銀1、銅1の合計7つを獲得し、3枚の切手にメダル別に選手が登場しています。この金メダル5個はすべて男子水泳のイハル・ボキ(Ігар Аляксандравіч Бокій)選手が一人で獲得したため、金メダリストは一人です。ちなみにボキ選手は2012年ロンドンで金5+銀1個、2016年リオで金6+銅1個を一人で取っているベラルーシの英雄的選手です。
ところで2020年東京オリンピックでのベラルーシといえば、女子陸上のクリスツィナ・ツィマノウスカヤ(Крысці́на Сярге́еўна Цімано́ўская)選手が代表チームのコーチを批判したことでベラルーシに強制帰国されそうになり、結局はオーストリアを経由してポーランドに亡命したことは記憶に新しいところですが、もちろんそんな事件があったことはこの切手からは読み取れません。