南スーダン独立13周年切手

パリオリンピック3日目の28日、男子バスケットボールの1次リーグC組では初出場の南スーダン(出場12カ国中、世界ランクは一番下)がプエルトリコに90対79で勝利しました。先日はオリンピック前の強化試合で絶対王者のアメリカ合衆国相手に残り8秒までリードするなど話題になっています。一方でプエルトリコとの試合前には南スーダンではなくスーダンの国歌が流されるというトラブルが発生するなど、どうも今回のオリンピックは杜撰な運営が目立ちます。

その南スーダンは数年に一度のペースで切手を発行していますが、今年(2024年)は立て続けに切手を発行しています。6月3日にマハトマ・ガンディー死去75年の切手を発行したばかりなのですが、7月9日に独立13周年の切手を発行しました。これは小型シート版ですが、無目打の単片切手も存在します。

13とはまた中途半端な数字だなと思われるかもしれませんが、元々は10周年の2021年に記念切手を発行する予定だったのが遅れに遅れて今月の発行になったそうです。実は昨年(2023年)には12周年切手の発行も別のデザインで計画されていましたが発行中止となり、デザインもろともお蔵入りとなったようです。

先月発行のガンディー切手も本当は2019年の生誕150周年のタイミングで出す予定で、それが遅れて2023年の没後75年にも間に合いませんでした。そもそも郵便を出す人があまりいないようなのでそこまで切羽詰まって切手を発行する事情がないのかもしれませんが、南スーダン郵政の事情については芳しくないという話ばかりが漏れ伝わってきます。まあ南スーダンだけではないのでしょうが…。