先日このウェブログで話題にした『ゆうゆうポイント』不具合（という名の付与基準緩和）ですが、日本郵便はわずか半月で不具合を告知したニュースリリースを削除したようです。というかニュースリリースって消していいんでしたっけ？
ゆうゆうポイントの付与取消しに関する不具合対応について
（日本郵便ニュースリリース、2024/12/20）
https://www.post.japanpost.jp/notification/productinformation/2024/1220_03.html（リンク先はアーカイブ）
というわけで参考のためにプレスリリースを配信するPR TIMESのサイトを見てみたところ、同社ではいったん公開したプレスリリースの取り下げや削除を行う際には理由を記載する必要があり、その例として以下のようなものが挙げられています。
- 記載内容に重大な誤りがあった
- 情報解禁日より前に配信してしまった
- 商品・サービスの販売を終了した
- タレントやキャラクターとの契約期間が終了した
【PR TIMESノウハウ】プレスリリースの取り下げ・削除をしたい場合、確認する情報とその理由
https://prtimes.jp/magazine/prtimes-delete-after-delivery/
まあ、このあたりの理由なら社会通念上も削除やむなしと認められると思います。
しかし、今回の日本郵便によるニュースリリースはいずれにも当てはまらないと考えます。もちろん削除する理由はこれ以外にも考えられるでしょうが、少なくとも「自社に不都合なプレスリリースなので取り下げる」というのは常識的に考えてありえないと思います。こういう不誠実な対応が後々に自分の首を締めることにつながるのです。