首里城正殿などが火災で焼失

31日未明に沖縄県の首里城が火災に見舞われ、正殿などが焼失したという衝撃的なニュースが飛び込みました。

かつての沖縄切手で首里城が取り上げられたのは3回ほど(加刷など除く)、そのうち1回はシルエットのみでした。これは1950年発行の普通切手の意匠となった首里城正殿です。

建物が焼失した沖縄戦は1945年で、切手発行の5年前なので、まだまだ記憶に新しい建物だったはずです。このときにフルカラーの切手を出せていれば、後年の復元の際に屋根瓦の色で揉めることもなかったかもしれません(結局は赤色で復元されたが、2014年に発見されたカラー映像では赤ではなかった)。切手はその時代の記憶を留めるものです。だからこそ切手収集は面白いと思っています。