今年の7月20日で人類の月面着陸から51年。昨年は50周年ということで、世界中からこれを祝する切手を発行しました。そしてきょう7月20日、アラブ首長国連邦(UAE)が開発した火星探査機HOPEが日本のH-IIAロケット42号機で打ち上げられました。
となれば、アラブ土侯国切手にご登場いただかないわけにはいかないでしょう。これはUAEを構成するシャールジャが1969年10月31日に発行した、アポロ11号による月面着陸の経緯を描いた切手です。
先般、日米両政府は月探査協力の共同宣言を発表し、その中には2020年代後半の日本人による月面着陸も含まれていると報じられています。日本は1969年の月面着陸時も、昨年の月面着陸50周年時も、記念切手を出しませんでしたが、日本人が月面着陸を果たしたら切手の一つも出してもいいのではないでしょうか。とはいえ、1990年に日本人がはじめて宇宙に行ったときも切手を出さなかったからなぁ。出せばいいというものではないですが、今回のUAEによるHOPEには若者に科学への関心をもたせるという意味合いもあるそうで、こうした切手の発行は国民に科学に対する関心を向けさせるいい機会になると思うのですが。