これはベラルーシで現在使われている普通切手です(これで全部の額面を網羅しているのかは不明)。このデザインは同国の国章です。
比較対象がないのでわかりにくいですが、日本の普通切手より一回り小さいです。おそらくセルフのりのシール式切手です。普通切手のシール式化を実現している国・地域は他にも英領ジブラルタルなどがあるわけですが、郵便規模の小ささや、切手そのものを小さくしないとコスト面では実現不可能なのかもしれません。少なくとも日本郵便は全ての切手をシール式にするつもりはないことを2年前の株主総会で表明済です。
見ての通り目打はなく、このため実際に郵便に使うときはハサミで切っているようです。下段の一番右にある切手、切りすぎてしまい少し印面が欠けているのがわかるかと思います。これ一番高い額面なのに…ブツブツ。ここまで切っちゃうと日本では使用不可能ではないかな~。でもこれはベラルーシ郵政が送ってきたものだからベラルーシではこの程度の欠けなら使えるんでしょうか。
これでは目打が発明される前に逆戻りです。そもそもハサミで切りすぎてしまって切手を無駄にすることが少なくなかったので目打というものが発明されたと思っていたのですが。