2020年から2022年にかけて世界中で発行された最新の切手の中から、私が特に面白く、興味深く、考えさせられると感じたものを紹介する同人誌『現代切手』(第1巻)をKindle Storeにて電子書籍で刊行しました。Kindle Unlimited 対象です。今年1月末にそれまでの総集編を第0巻として刊行した際には、4月中に第1巻の発刊だなどとほざいていたのですが、遅れに遅れて9月末になってしまいました。まあそのおかげで最新のナゴルノ・カラバフ情勢と、アイスランドの切手発行再開ネタは盛り込むことができたのですが。

現代切手 日本語版 No.1: 世界と日本の最新切手 2020-2022
https://www.amazon.co.jp/dp/B0CJP1XHQX

今回の対象は2020-2022年発行分の切手ですが、この期間中に大きなトピックとなった2022年ウクライナ戦争、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、2020年オリンピック・パラリンピック東京大会、ドナルド・トランプ、クリプト切手、そしてイギリス王室代替わりについては別の機会に取り上げる予定のため、これらに関する切手は本書から除きました。そうしたらネタがなくなってしまい、ここまで時間がかかる一因となってしまいました。例えば、本書中にある中国香港のコレクターカードの記事は最後の最後に急遽追加したものです。

そもそも当ウェブログの名前になぜ『出版』が付いてるのかというと、もともと切手に関する同人誌を作っていた同人サークルを兼ねていたという事情があったわけで、いい加減に新刊を出さないと看板倒れになりかねないところでした。8月の台北国際切手展でばら撒いた郵趣用名刺にはライターとか僭称しちゃったし。

前回の第0巻は総集編だったので今回の第1巻がホント2年ぶりの新作です。本当は3カ月に1冊くらいは出したいのですが、そうもいきません。ほぼ宣伝もしていない本書ですが、Kindle Storeでたまーに買っていったり、読んでいってくれる方がいらっしゃいます。ありがたいことです。