ロシア軍を表す『Z』は今後切手に使われるか?

ロシア軍の象徴に『Z』が使われているということで、ウクライナ侵攻に対する抗議の意思を示すためこれを排除しようという動きが急拡大しています。要するに第2次世界大戦後におけるハーケンクロイツと同様の扱いを受けつつあります。こういう動きもやりすぎはどうかと思うのですが、少なくとも戦争が終わるまでは続くのでしょう。

ところで日本でそういう例は今のところありませんが、外国では額面を表すのに数字ではなくアルファベットを使っている国が一般的になりつつあります。ウクライナも例外ではなく、むしろそういう切手しかないのですが、実は額面が『Z』の切手も存在します。1.00USD(アメリカ合衆国ドル)に相当するのだそうです。(後日追記:ウクライナにおけるアルファベット額面についてはメモ書きレベルですがまとめています

これは昨年(2021年)にウクライナから発行されたヨーロッパ切手(旧・CEPT切手)です。この年のテーマは『絶滅の危機に瀕した自然』でしたが、これはカルパティア山脈の自然を描いています。額面は両方とも『Z』ですね。『Z』切手の種類は少なく、特殊切手の大半は『F』(ウクライナ国内最大50gの書留郵便)か『V』(国内最大50g非優先簡易郵便)です。

しかし、割と本気で『Z』切手、なくなるかもしれませんね。郵便料金が変わっても引き続き同じものを販売し続けられるのが無額面切手のメリットのはずでしたが。