ウクライナ独立記念日翌日の8月25日に同国より郵便が届きました。追跡記録によれば7月15日に首都キーウの国際交換局から発送されたので、1カ月以上かけて日本に到着したことになります。特に状態の悪化は見受けられませんでしたが、封筒を封しているテープが裏側からぐるっと表側まで一周しており、切手部分にもベタっと貼られていました。おかげで切手に押印することができず、消印が全くない郵便物となりました。まあ切手の再利用は不可能かもしれませんが、こういうのをウクライナの郵便局は引き受けるんですね。
さて肝心の中身なのですが、ウクライナ郵政より今年（2022年）6月28日に発行された『ウクライナの夢』です。切手シートとポストカード、それにカバー作成用の封筒です。これはウクライナ戦争中に企画・発行された『くたばれ！ロシア軍艦』『同完了』に続く3番目の切手で、ウクライナ郵政によれば、ウクライナ人の不屈の精神と意志を体現するものと発表されています。額面は1種類です。
意匠は同国ヴォルィーニ州リュボームリ出身の11歳のアーティスト、ソフィア・クラフチュク(Софії Кравчук)によるもので、戦争で破壊された世界最大の飛行機・An-225『ムリーヤ』(Мрія)も描かれています。なおこの絵自体は戦争開始前に描かれたのだそうです。
Авторка нової поштової марки з Любомля розповіла про свою роботу
（Район Культура、2022/5/4）
https://kultura.rayon.in.ua/news/510718-avtorka-novoi-poshtovoi-marki-z-lyubomlya-rozpovila-pro-svoyu-robotu