今年(2022年)4月以降、ウクライナの切手はほぼ戦争に関連するものとなりましたが、中にはそうではないものもあります。これは9月27日に発行されたサルマタイ(サルマティア)の切手です。
サルマタイとは、紀元前4世紀頃から紀元後4世紀にかけてウラル南部から黒海北岸、ポントス・カスピ海草原を支配したイラン系遊牧民集団のことで、その領域の一部は現在ウクライナとなっています。
なぜこのタイミングでの発行となったのかはイマイチ不明です。ロシアによる侵略戦争が続く中、かつてウクライナを含む地を制覇した民族に思いを馳せたということなのでしょうか。