『切手趣味への招待~ロワールのシャトー~』

15日に日本郵政より『切手趣味への招待~ロワールのシャトー~』が発行されました。裏のり式で、通常より発行枚数が少なかったので事前に銀座郵便局に郵便振替で通販を申し込んでおり、届いたのは翌16日です。

こちらがその切手が送られてきた封筒なのですが、この長めの封筒は以前にあまり見た記憶がありません。裏側には『切手注文専用の郵便振替用紙で』などと書かれていますが、そんなのありましたっけ?

で、これがその切手です。さすがに良い出来栄えではあります。この色合いなら消印も映えますよね(押してませんけど)。ナナメにしてみればニス加工、金箔加工、エンボス加工が施されていることがわかります。Philaposteも気合い入れて作ってるのは間違いありません。

それにしてもこの切手は存在自体が不思議です。

この切手はもともと発行計画にはなく、途中で追加された切手です。プレスリリースには『郵便切手が持つ美しさや芸術性を新たな観点から感じ、興味・関心を持つ機会としていただくこと』を目的としていると書かれてはいますが、たった25,000シート、しかも500円×2枚の1枚1,000円シートでは、もともと切手に興味・関心のある人しか買わないのではないかと思わないでもないです。

そんなことは日本郵便も百も承知であるはずで、プレスリリースで謳われている発行目的が嘘とまではいいませんが、他にも色々な思惑があって発行したんだろうなぁ、と勝手に思っています。

ちなみにこの切手発行を記念したイベント『日本とフランスをつなぐ切手と手紙の祭典』にちなむ小型印が、発行日の15日と18日に左京郵便局と、アンスティチュ・フランセ関西―京都に設けられる臨時出張所(いずれも京都、臨時出張所は18日のみ)にて郵頼不可で使用されるため、15日は京都訪問を本気で考えていたのですがスケジュールが直前で破綻したためあえなく断念しました。この日に用事が重なりすぎなんだよう。あう。