米騒動105年

1918年に富山県にて米騒動が勃発してから、22日で105年となりました。そもそもは米の移出停止と安値販売を要求する請願だったのですが以降は全国に波及し、約2カ月後の9月21日には寺内正毅内閣が総辞職に追い込まれる事態にまで発展しました。

さて米に関する切手は日本だけでなく世界中から発行されているわけですが、その中から一つ。これは1987年8月25日に発行された『奥の細道シリーズ』第3集の片方です。

早苗とる
手もとやむかし
しのぶ摺

左の切手には早苗が描かれているので米に関する切手ではあるのですが、小学生の時にこの切手を見たとき、この句の意味が全くわかりませんでした。正直に言うと今でもよくわかりません。早苗を取る手さばきを見ていると、今は廃れてしまった信夫文字摺(しのぶもぢずり、石の文様を草の汁で布や衣に写し取る)の所作が偲ばれるなあ、という意味なんだそうですが。

ちなみに私の母方の祖母は米子(よねこ)という名前なのですが、これは米騒動の発生した1918年に生まれたからなんだそうです。どうでもいいですね、って以前も書いたなこれ。