『ドキュメント72時間』新宿郵便局

12日にNHK Eテレにて『ドキュメント72時間』の傑作選を放送しており、今回は2013年12月6日に放送された『消印有効 24時間マンモス郵便局』が放送されていました。放送当時は24時間営業だった新宿郵便局に3日間密着するというドキュメント番組です。

実に様々な方が郵便を出しに郵便局にいらっしゃるわけですが、その中で副題の『消印有効』というタイトルに一番ふさわしかったのはこの方。イギリスの大学院に行くため奨学金の申請書を出しに来たのですが、この日までの消印で送らないと資格をなくしてしまうとのこと。午後11時50分の時点で顔写真すら書類に貼り付けていないような状態ですので当然のことながら焦っています。NHKもよく取材を敢行したものです。

急いでいるあまり封筒すら持っておらず、しかも郵便局で封筒を買えると思っていたのに、販売していなかったのでさらに焦ります。結局、近くのコンビニに買いに行くわけですが、そういえばこの取材のさらに8年前、2005年の郵政解散のときに当時の小泉純一装総理が「郵便局には封筒を売っていないじゃないですか!」と指摘し、郵政民営化で利便性が向上するというロジックを組み立てて聴衆に訴え、拍手喝采を浴びていた光景を思い出します。その後、郵便局でも封筒を売るようにはなりましたが、サイズは限られていますし、いつでも販売してるわけじゃないんですよねぇ。そう考えると郵政民営化以前にはじまったポスタルローソンは便利です。

先にメータースタンプを貼ってもらうという作戦でなんとか間に合いました。

ギリギリでホッと一安心、無事に発送を終えました。イギリスでは貧しい国を救うための経済政策を学ぶのだそうです。この方に限りませんが、番組に登場された方々は10年たった今、どこで何をされているのでしょうか。

さてこの取材は10月31日に始まったので、11月1日の年賀はがき・切手発売初日の新宿郵便局の様子も捉えていました。両脇を制御されながらぽすくま君が登場したというのもポイント高いですね。