支持率が低迷する中、早めの解散総選挙に打って出たイギリスのリシ・スナク首相が下手を打ったのではないかと報じられています。6月6日にフランスの北西部で開催されたノルマンディー上陸作戦80周年の記念式典を途中で退席してしまったことがイギリス本国で批判されているのです。この中座が民放ITVのインタビューを収録するためだったことから、式典より選挙を優先させたスナク首相は愛国的ではないというわけです。この一件では野党からだけでなく身内の保守党からも批判が出ており、スナク首相は謝罪に追い込まれています。
Penny Mordaunt says Rishi Sunak leaving D-Day event was ‘wrong’
(英国放送協会BBC、2024/6/8)
https://www.bbc.com/news/articles/cg33x0907nro
さて、これは5年前の2019年に開催された、ノルマンディー上陸作戦75周年の記念式典に関する切手です。しかしガンビア名義のこの切手が発行されたのは翌年の2020年8月7日付です。当時トランプ米大統領の外遊を事細かに切手にしていた切手代理発行エージェントIGPC社によるもので、式典にはトランプ米大統領も訪仏し出席しているため、この切手が発行されました。5年前の各国首脳ですが、既にもう懐かしい感があります。