これまでにも何度か書きましたが、私はまとまった切手コレクションを一括購入するのが大好きです。そのほうがいっぺんに大量に安く手に入るという理由が一番なのですが、他人のコレクションのやり方を参考にできるという魅力も感じているからです。ここで手に入る切手アルバムリーフというのは、大半が個人で楽しむためのものです。以下、切手展に出すためのリーフの話ではないということをここで強調しておきます。
考えてみれば切手アルバムリーフについてあまり語ってこなかった気がします。切手の保管方法はストックブックではダメなのかという議論もありますが、ここではアルバムリーフで保管する場合を考えます。それも図入りリーフではない、ブランクリーフの話です。まあストックリーフも含めていいか。
ブランクリーフを使って切手を整理するとき、何をどこまで書き込むべきかなのか、ということで長年悩んできました。繰り返しますが個人で楽しむアルバムリーフの話です。切手展用ならともかく、個人的に楽しむアルバムリーフならそこまで書かないよ、という方が多いのではないでしょうか。せいぜい国名、発行年月日、スコットなどのカタログ番号、そして切手のタイトル…これくらい書いて終わり、という方も少なくないでしょう。私がまとめ買いで見かけるアルバムリーフもだいたいこんな感じです。
しかしシンプル・イズ・ベストを極限まで追求する方というのはどこにでもいるもので…
このように何も書かない人もいます。文字どころか、切手を配置する枠すら書いていません。本当に行き当たりばったり切手を配置してアルバムリーフを作っているようにも見えます。それでも方眼入りリーフなのでまだマシなのかもしれません。ちなみに画像は1967年頃のオーストリア切手です。まあ国別収集だったらこれもアリなのかもしれません。リストを別個に作っている可能性もあります。
ちなみにこの超シンプルリーフがいいなと思うのは、いちいち文字も枠線も書かないからアルバムリーフ作りが早そうな点です。実際にはそうではないかもしれませんが…とにかくさっさと整理した者が次のステップを踏めるのですから。整理しないと何を持っているかわからず、持っていない切手を補充できなかったり、逆に重複して買ってしまったりします。図入りリーフ使っとけ? まあ、結局はそこにたどり着くのかもしれません。
個人用リーフに何を書き込むか、長年悩んできて…私が結局どうしているのかは、また別の機会に書くことにします。