今年開催されたスタンプショウ2019は来場者数28,000人と公式発表されました。公式サイトのトップにでかでかと人数を明記した事自体が珍しく、主催者に与えた衝撃の大きさを物語っていると思います。おそ松さん&改元効果、恐るべし。
以前の来場者数は特に目立つところには書かれていませんが、日本貿易振興機構(JETRO)の『世界の見本市・展示会情報』(J-messe)に前回の実績という形で来場者数が書かれておりますので、数字を拾ってみますと…
2016年:8,000人
2017年:7,600人
2018年:6,000人
2019年:28,000人
こんな感じで、2016年からずっと減り続けていたのにここで一気に数倍に膨れ上がったというわけです。
この中の数十分の一、いや数百分の一でも切手に興味を持っていただければいいわけで、切手イベントとして大入りは大変に喜ばしいことです。しかしその一方で、記念押印や商品購入の待ち時間がとても長かったのが残念です。
これだけ多くの人が来れば、例えば上の階の切手商ブースだって多少は集客をアテにしたはず。しかし並んでいる間は列を離れられないわけですから、当然、立ち寄っていただくことも不可能なわけです。昨年より5倍近い来場者数が来た割には、切手ブースに来る人はそこまでは増えなかった…というのが正直なところではないでしょうか。いや、これは統計を取っていないので私の勝手な推測なのですが。でも3日間とも切手ブースに入り浸ってましたけどさすがにいつもの数倍も人がいたという印象はないです。
いずれにせよ待ち時間の増大は誰も幸せにならないので、次回以降の運用改善が望まれます。しかし、当日の導線だって会場の東京都立産業貿易センター側に丸投げしたなんて話が聞こえてくるあたり、まあ無理な話かなとは思います。