6月19日に日本郵政の株主総会がザ・プリンス パークタワー東京にて開催されたので出席してきました。
昨年はトール社に関する株主質問が集まりましたが今年はゼロ、そのかわり郵便事業に関する質問が増えました。日本郵便やかんぽ生命の営業利益が前年比で増えたこともあり、去年ほどギスギスはしていなかった印象です。
切手そのものに関する質問はありませんでしたが、一番最後の質問が来年の東京オリンピック・パラリンピックに対する日本郵便の取り組みを問うもので(ダラダラ質問をしゃべる人が多い中、本当にこの程度しか質問文がなかったので、議長の長門正貢代表執行役社長も「え、それで終わり?」という顔をされておりました)、その回答の中で過去の事例として寄附金付切手や、日本人メダリストのフレーム切手の発行に言及されておりました。ただし、来年の東京大会でメダリスト切手を発行すると言ったわけではありません。もちろん検討はしているでしょうが。
これも切手に関係はありませんが、はがき料金が年賀状含めて62円となったことで国際郵便はがき料金の70円との差が8円に縮まったことを受け、万国郵便連合(UPU)との兼ね合いもあるのだろうけど、これはどうなの?という質問がありました。これに対する回答は、料金は必要コストから設定しているが、国際的な議論の場に向かうにあたりご意見を賜るとのものでした。もし国際郵便はがきの料金が変更となれば、現行の普通切手や、国際文通週間・海外グリーティング切手にて発行されている差額用の切手の動向にも影響を与えることでしょう。
これは株主総会が始まる前にもらえた水のペットボトルです。右が去年、左が今年。サイズが小さくなっています。まあ、こういうコスト削減は何の問題もありません。水そのものの値段だけでなく、これ運ぶのにもコストかかるだろうしね。