既存の切手を図案にするという、いわゆる『切手の切手』(Stamps on stamps)というのは一つのジャンルとして認知されています。その中で今回ご紹介するのがこれ。
アラブ土侯国ラアス・アル＝ハイマが日本万国博覧会記念として発行した切手に日本切手が描かれています。ご丁寧にも偽造防止の斜線まで入っているわけですが、注目したいのはその図案となった切手の目打部分。これは明らかに切手帳ペーンから取った切手です。もちろん切手であることに変わりはないのですが、なんでわざわざ切手帳ペーンの一部分を持ってきたのかなと、切手の図案の決定方法に興味がわく切手なのでした。