クウェート解放を訴えるシンデレラ切手

8月2日でイラクのクウェート侵攻から29年。一応は、クウェート国の王政に反対する勢力が革命を起こし、イラクに軍事的支援を要請したことを受けて軍を派遣した、という名目でした。数日間という非常な短期間ではありますが、クウェート共和国というイラクの傀儡国家も樹立されています。これは、クウェートを追われた王政が作成した、クウェート解放を訴えるシール(シンデレラ切手)です。切手ではありませんが、郵便物に切手と一緒にこれを貼って応援する、という活動が行われていたようです。画像は未使用の切手ですが、実逓便もちゃんと残っています。”FREE KUWAIT”と書かれていますが、イラクによる傀儡政権も当時はクウェート自由亡命政府を名乗ってはいたのですが。

実はこのシールを手に入れたのは先日、7月上旬だったのですが、直後の全日本切手展2日目の夜に郵趣家の懇親会に参加したところ、このシールが貼られた実逓便を見る機会を得たのです。いやー、偶然とはいえすごい。