新額面料金切手が発売開始の裏で

20日から新たに発行される切手は10月の消費税増税に伴う新料金体系に対応した額面となります。この日からは新たに追加された額面の普通切手が発売を開始しており、初日印を求めて多くの収集家がこぞって郵便局を訪れたのではないかと思います。しかし、私はそんな動きとは一線を画しており…。

実は20日はグリーティング切手『ミッフィー』の発売日でもありました。まあ、これは即座に購入です。ミッフィーの日本切手への登場は約3年ぶりなんだそうです。もちろん、これも新料金体系対応です。普通切手は、雨上がり直後のムシムシした中を裏のり式切手を持って帰りたくなかったため、この日はとりあえず、慶弔用の切手だけ4種買いました。

新額面になったとはいえ、9月末までははがき62円、封筒82円時代が続くわけですが、しかし20日に切手を買いに行った郵便局では82円の記念・特殊切手は裏のり式、シール式共に売り切れです。もう8月中旬の時点でシール式切手が完売した郵便局が多かったように思います。シール式切手はオフィス用に需要がありますが、SNS上では探すのに苦労しているという方も見受けられ、確保し損ねたところは大変なんじゃないでしょうか。

もちろん82円の普通切手は9月末まで買えますが、裏のり式なのでいちいち湿らせるか、ノリを付けて貼る必要があります。いずれにせよ大量に貼る場合は面倒くさいですね。とはいえ、さすがに82円のところに84円のシール式切手を貼るわけにもいかんでしょう。差額2円という塵も積もれば山となる。郵便料金返還制度なんてのもありますが、これまた面倒くさい。

収集家の立場からしても、買えるときに買っておくのが得策です。かつて紙モノ(切手ではない)収集の先輩より教わった「現行モノは容易に手に入る今のうちに集めておけ。後で入手しようと思っても結構苦労する。今、手に入れておかなければもう一生手に入れる機会は生まれない」という言葉どおりです。