コモロ連合の新幹線切手

今回の台風19号は各地に大きな被害をもたらし、長野県にある北陸新幹線の車両基地まで冠水してしまいました。多くのE7系、W7系車両が泥水に浸かっている光景をテレビ見て衝撃というか、なんともやるせない気持ちになりました。

さて、この新幹線。鉄道は郵趣でも人気の定番ジャンルで、郵趣サービス社によるトピカル切手頒布会にも鉄道というテーマが設けられていますし、人気の出そうなジャンルに敏感な切手代理発行エージェントにより鉄道切手が盛んに発行されています。世界の高速鉄道というテーマで切手が発行されると、日本からはたいてい新幹線が選ばれます。画像は2008年にコモロ連合より発行された新幹線の切手です。なお、E7系・W7系車両が製造を開始したのは2013年なので、この切手には登場していません。

こういうエージェントによる鉄道切手は、たいてい鉄道の車両とその国の風景を組み合わせてそれっぽく作っているだけなので、その国の住民からすれば違和感を覚えるケースもありますが、「所詮はエージェントによる切手だからな」と、ある種の諦観もあるのか、あまり問題にはなりません。しかし新幹線の車両基地が冠水してしまうという違和感を覚える光景は、これ以上見たいものではありません。