1999年にリベリアより発行されたことになっている有史以前の動物の切手。ほぼ恐竜の切手ですが1枚だけ仲間はずれがいます。
最上段右から2番目の切手が山の切手になっており、説明文もありません。実はこれは複数シートのうちの一枚で、他のシートにも山だけ切手が存在します。考えてみれば日本切手でも、海の生き物シリーズと銘打っておきながら泡しか描かれていない切手もありましたね。
先ほど、『リベリアより発行されたことになっている』と書いたのは、この切手がスコットカタログに載っていないからです。この切手を製造した切手代理発行エージェントは、1999年11月22日に発行されたとしていますが、スコットカタログは「1999年から2003年までリベリアは内戦だったんだからこの間の切手がマトモに使われてるわけないだろ、ちゃんと当時の使用例があったら掲載したるわ」と、代理発行エージェントが聞いたら悶絶しそうなことが書いてあります。しかしこの基準を適応するならもっと他にも載せちゃいけない切手が…げふんげふん。