北マケドニアが新切手を1日で発売停止

北マケドニアが5月8日に発行した切手2種のうち1種に図案ミスが発覚し、翌9日に発売中止となったようです。

欧州連合理事会は毎年理事国を選出しており、今年はクロアチアが務めています。このことを記念する切手らしいのですが、ところがこの切手に使用されたのが現在のクロアチア共和国ではなく、第2次世界大戦中に枢軸国(ナチス・ドイツ、イタリア王国)の衛星国家として4年ほど存在していたクロアチア独立国の地図だったことが指摘され、切手は翌日9日に発売中止、郵趣局の局長は更迭されたようです。

しかし、1日間売ってしまったので、そのうち市場に(高値で)出てくるでしょう。これは入手できそうにありません。

ところでこの3日前に日本人の建築家、丹下健三の切手が北マケドニアより発売されています。1963年の大地震で首都スコピエが崩壊した後、再建に向けた都市計画コンペで丹下の案が採用されたことに関する切手のようですが、都市計画そのものは1966年に開始しており、キリが良い周年切手ではないようです。

North Macedonia stamp withdrawn because of map mistake
https://www.linns.com/news/world-stamps-postal-history/north-macedonia-stamp-withdrawn-because-of-map-mistake