21世紀の香港はどこへ行く

中国の全人代で審議が行われる国家安全法に揺れる香港。20世紀最後の日に発行された20香港ドル切手は香港史上初のホログラム切手でもありました。これはその小型シートの初日カバーで、香港郵政が作ったものです。

右部分の縦長のホログラム部分には、20世紀から21世紀に向かって飛行機が飛んでいく様子が描かれています。切手発行当時、香港は中国に返還されてから3年半。香港の人たちはどのような21世紀を思い描いていたのでしょうか。

香港における国家分裂運動や治安破壊行為を取り締まることができる『国家安全法』を中国本土政府が香港議会に代わって直接制定することに猛反発した香港の民主派が連日抗議デモを繰り広げていますが、こんなことで2022年に香港で予定されているアジア切手展は開催可能なんでしょうか…。