新型コロナ再拡大の欧州からマスク輸入

10月1日、スペインが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する小型シート切手を発行しました。同時にポストカードも発行しました。

スペイン郵政はこれらを発売するにあたり、セット商品を作りました。つまり、未使用の小型シートと小型シートの初日カバー、またはポストカードを買えば、マスクを1枚プレゼントするというものです。これは面白いと思い両セットを注文してみました。なので、都合2枚のマスクが届くことになったわけですが…。

実は切手が発行された頃、スペイン国内の日毎の新規感染報告者数は一瞬だけ減ったのです(それでも1日に1万人以上なので日本に比べるとすごい数なのですが)。しかし再び上昇に転じ、ロックダウンするかしないかで中央政府や地方の自治政府が裁判所まで巻き込んで大揉め。10月下旬には緊急事態宣言を発令、これは来年5月9日まで継続することが既に決まっています。

そんな深刻な状況に陥っている国からマスクを輸入する形になってしまった今回の商品。こちらは確かに代金は支払っているので問題はないのですが、いかんせん発売のタイミングが悪すぎです。

ちなみに私がこのセットをWOPAを利用して注文したのは10月3日、WOPAが注文を処理したのが10月7日、発送記録によれば10月23日にマドリードの国際交換局を出発、日本に上陸したのが11月3日、私の自宅に届いたのが11月5日。1カ月を要しての到着となったわけですが、スペイン国内の郵便局で処理におそらく半月程度かかってます。そりゃ切手の発送どころじゃないよな。