三船敏郎生誕100周年切手

昨年(2020年)は俳優・三船敏郎の生誕100周年の年でした。日本でそれを記念する切手は出ませんでしたが、トーゴ名義で発行されています。

トーゴ名義で三船敏郎の切手が出されるのは完全に収集家目当て目的なので、今さら驚くに値しません。が、そもそも日本で三船敏郎生誕100周年記念切手が出るのを期待していた向きはあったようです。日本でなぜ出なかったのか、要するに誰も日本郵便に対して切手発行を強く働きかけなかったからでしょう。

記念切手の発行計画は郵政省時代から、各省庁に対するヒアリングを参考にして策定されてきました。それは民営化された今も変わっていないはずです。働きかけるのは役所だけではありません。あえて名前は出しませんが、とある世界的な社会奉仕団体は節目や日本におけるイベント開催時に記念切手がきっちり発行されますが、それは発行要望を伝えているからで、また要望が郵政当局に無視されないような団体規模を維持しているからです。

まあ最近はこういう記念切手はフレーム切手で済ませるケースが多いようですしね…三船の場合はそれすら発行がなかったようですが。いずれにせよ、誰かが要望しないと切手は発行されませんし、要望してくれたほうが日本郵便も発行しやすいのですよ。さすがに日本郵便の担当者の個人的な趣味では発行できませんからね。