キュラソーのドナルド・トランプ切手

アメリカのバイデン新政権が発足して10日が経過しました。早くも2月です。2016年にドナルド・トランプが大統領に当選して以来、トランプの切手を可能な限り集めてきました。そのほとんどはいわゆる切手代理発行エージェントが発行したものです。それ以外のトランプ切手となると私が確認した中では4例しかありません。そのうち3例については以前にご紹介しました。これは4例目です。

オランダ王国のキュラソーが2020年10月6日に発行した『アメリカ合衆国大統領』の切手シートに7名の歴代大統領が登場しており、発行当時は現職だったトランプの切手が含まれています。おそらく肖像画から絵を描き起こしたのでしょうが、なかなか独特です。

ちなみにキュラソーの通貨単位はアンティル・ギルダーなのですが、切手の額面は7名の大統領全て異なります。左上から順に書いてみると以下のようになっていますが、なぜそれぞれこの額面になったのか、法則がおわかりになりますでしょうか。

  • エイブラハム・リンカーン:160
  • フランクリン・ルーズベルト:320
  • ジョン・F・ケネディ:350
  • ドナルド・トランプ:450
  • ジョージ・ワシントン:100
  • バラク・オバマ:440
  • ロナルド・レーガン:400

(単位:セント=アンティル・ギルダーの100分の1)

そうです、各大統領の代数に10を乗じたものが額面になっています(初代大統領のジョージ・ワシントンだけは100)。他の特殊切手を見ると額面は1、2のほか331、335、474、739セントが多く、このあたりが実際の郵便料金に即した額面なのでしょう。なのでこのシートに収められている切手は実用性のない高額切手というわけではありません(実際の使い勝手はともかく)。