2020年10月末にオーストリアで発行された、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)切手です。トイレットペーパーに印刷されたということで昨年に話題になったものですね。すでに色々なところで詳細に紹介されているので、今さらここで取り上げる必要があるのかとも思いましたが…。見えにくいですが、右側に2.75+2.75ユーロ切手があります。
トイレットペーパーに印刷されたとはいっても、硬い紙に貼り付けられているので、ペラペラではありません。COVID-19の流行初期にトイレットペーパーの買いだめが発生したことへの皮肉も入っているのだそうです。オーストリア政府は流行初期に感染防止キャンペーンのキャラクターとして赤ちゃんゾウを導入しており、それにちなんだ切手となっています。描かれているのは赤ちゃんゾウですし、この切手を10枚並べれば赤ちゃんゾウの全長である1mになるといった具合に。日本のアマビエのように、この赤ちゃんゾウにご利益があるのかは不明です。
実物を見たら思っていたより大きかったので、それを実感いただくために比較対象として日本の1円切手を並べました。本当はトルコの普通切手を並べようかと思ったのですが、『トルコの普通切手の大きさなんて知らねーよ!』と石が飛んできそうなのでやめました。てへ。