(頭の体操)2022年、国際切手展の本格的再開

私事ではありますが7日に新型コロナウイルス感染症のワクチンを接種しました(一回目)。ファイザー製のコミナティ筋注です。念の為に書いておくと、アラフォーなのでもちろん高齢者枠ではなく医療従事者枠での接種です。世間では医療従事者イコール医者というイメージがあると思いますが、実際にはそうでもないんです。副反応が気になるところですが、打ってから5時間もすれば打った箇所付近が筋肉痛のようにジワジワと痛むようになりましたが、24時間程度で峠を超え、30時間を過ぎた頃には痛みは下火になり、48時間もすれば痛みはほぼ引きました。以上は私個人の場合です。筋肉注射? あれ見た目が痛そうですが、実際にはそこまで痛くはないですよ。最初にチクッとするだけです。

※画像中、ぼかしている部分はワクチンに関する説明を行っているサイトへ飛べるQRコード。

さて世界ではワクチン接種が進んでいる国が海外旅行の解禁に向けた動きを活発化させています。ワクチン接種済み、もしくは抗体保持を証明する、いわゆるワクチンパスポートを所有している場合にのみ入国を認めるというものです。特にEUや中国が熱心で、日本やアメリカはそこまで積極的でもないようですが、しかしEUが運用を開始したら他もやらざるを得ないでしょう。日本でも政府はともかく経団連や航空業界は導入に熱心です。そりゃ自分の商売に必要ですからね。

というわけで、そろそろ郵趣の話題に持っていきたいのですが、2020年の年初よりずっと開催ができないでいる国際切手展が、いよいよ欧米諸国を中心に本格的な再開を迎えつつあるように見えます。まだまだ日本人が海外旅行に行ける時期は遠そうにも思えますが、最近また感染者が増えてるとか、そういうネガティブなニュースにもう辟易してるでしょ? というわけで、来年(2022年)には再開フェーズに入るであろう国際切手展に、日本人が観覧に行くためにはどうすればいいのか、頭の体操も兼ねて、ちょいと考えてみようじゃないですか。

新型コロナが収束しないことを前提に考えた場合、現状、日本人が海外での国際展に行く場合、最低でも以下のハードルをクリアしなくてはいけません。

  1. 開催国の感染状況が、だいたい落ち着くこと
  2. ワクチン接種を済ませるなどして、抗体を保持すること
  3. 開催国が日本からの抗体保有者に対する観光客を待機措置なしで受け入れること
  4. 日本が開催国からの帰国者(ワクチン接種済)に対する待機措置を行わないこと
  5. 開催国が国際切手展を開催すること

これに対しては個人的に以下のように見ています。

  1. →お互い頑張りましょう!
  2. →現状、最大の課題だが、いずれ時間が解決する。いやホントに。
  3. →日本国内の感染状況が改善しない限り無理。ワクチン接種が大きく影響。
  4. →正直、現状でもザルだが、ワクチン接種済なら待機免除される方向になるのでは?
  5. →実はこれが一番問題。開催されなきゃ本当に単なる観光旅行!

2022年2月にイギリスで開催予定のロンドン国際切手展は、ニュースレターを読む限りは、今のところ予定通りやるつもりのようです。5月に台湾で開催されるアジア切手展は、まだ開催まで時間があるためか目立った動きがありません。3月にハンガリーで開催予定の世界チャンピオンシップ専門展、5月にスイスで開催予定の国際切手展は作品募集を開始、6月にカナダで開催予定のワンフレーム国際切手展は開催に向けて動いているようです。

まあ、ウイルスの変異など不確定要素もあり、決して楽観視はできない状況ではありますが、しかしたまには明るい話もないとね、ほんとダメになるんですって。何か将来に楽しみなことがあれば、人間はそこに向かって頑張れるんです。くっだらねー日常にも耐えられるんです。

ちなみに私個人の話に戻すと、実は来年2月のロンドンについてはもう既に航空券と宿の両方を予約入れてます。もちろん常にキャンセルボタンに指をかけた状態ですが。だってさぁ、以前にも書いたかもしれないですけど、そろそろ国際切手展にも行こうと考えて2020年5月のロンドンに照準を合わせたのに、開催の1カ月前に延期を食らっちゃって、本来の終了日からもう1年が経過してるのに、まだあと9カ月以上も先なんですよ? そりゃイライラするってもんです。私自身はあと1カ月で抗体は獲得できそうですが、私だけ抗体獲得したってしょうがないんです。抗体が果たして1年もつのかという疑問もあります…1年以内に3回目のワクチン接種をすべきという話もあるそうですね。

一番怖いのは、日本だけがワクチン接種が遅れて、日本以外は既に人的交流が再開してるのに、日本だけ仲間はずれになっているという事態です。それだけはなんとしても避けたい。とにかく粛々とワクチン接種を進めてもらって、みんなで抗体獲得して、また海外に行ける日常が一日も早く戻るのを期待しましょう。