イギリスのポール・マッカートニー切手

18日、家に帰ってくると英領ジブラルタル郵政より郵便物が届いていました。この大きさならいつもの切手発行案内ではなさそうだし、ジブラルタル郵政に切手を注文した記憶はないし、はて?

中を開けたら5月28日にイギリスより発行されたポール・マッカートニーの切手が入っていました。確かにこの切手はWOPAを通じてイギリス郵政に注文していたので、届くこと自体は不思議ではないのですが、なぜ英領ジブラルタルから届いたのかが謎なのです。

WOPAは欧州を中心とした郵政部への通販を一括して引き受けているサイトで、これまでこのウェブログにも何度も登場していますが、WOPAはあくまで注文を受け付けるだけで、あとは各国郵政に注文データを渡すので、実際の切手の発送は各国から行われるのです。なので今回で言えばロンドンにあるイギリス郵政から届くのが通常だと思ったのです…あれ、イギリスはいつもこうだっけ? なんかもう記憶が曖昧です。イギリスはジブラルタルを確実に統治しているぞ、という領有権アピールなのかもしれません。勘ぐればきりがないですが。

ま、それはともかく、このポール・マッカートニーの切手。これは『音楽の巨人』シリーズの第5弾で、存命中の人物でも対象になるのが特徴です。昨年(2020年)の第4弾はQueenだったことも話題となりました。切手の図案だけで言えば、ジャケット画像8種と、ポール・マッカートニーの肖像4種の合計12種類だけなのです。しかし、これらをいろいろな形で切手シートにしてみたり、切手帳をあしらってみたり、中にはシール式切手もあったりと、実に豊富なラインナップを取り揃えるわけです。さらに初日カバーもあるので、これらを全部買っていたら結構な額になります。イギリス郵政の商売のうまさですね。翻って日本は少数の切手から多くの商品ラインナップに膨らませようなことはせず、初日カバーも通販しません。その代わりに切手の種類そのものを多くしているわけで、スタイルの違いですね。いずれにせよ収集する側としては、好きなものだけ買っていく、という方針で良いと思われます。

私の場合は未使用だけ、それでも1種1枚が原則なので、最低限のものだけ買っていけばいいやと商品を選んでいたのですが(ちなみにWOPAよりイギリス郵政のサイトで買ったほうが商品の種類が多い)、せっかくなので色々と購入しました。画像が小さくて見にくいかもしれませんが、結局どれも12種類の切手から構成されているわけです。これ以外にも多くのシートが存在しています。