政変勃発ギニア名義のCOVAX切手

5日朝にアフリカのギニアでクーデター発生しました。そもそもギニア憲法では大統領は2期までと定められていたにもかかわらず、2010年より大統領の座にあるアルファ・コンデ大統領が任期を1期5年から6年に延長する憲法改正のどさくさに紛れて昨年(2020年)に強引に選挙に出馬し3選を果たしたのが大混乱の発端でした。国防省はクーデター勢力を撃退したと主張しているそうですが、コンデ大統領が大統領官邸内でクーデター実行部隊に取り囲まれている映像が流れた時点でコンデ政権側の負けです。

さて先日、ギニア名義のこんな切手を手に入れていました。2021年4月30日付で発行されたCOVAXの切手です。

COVAXという言葉を報道などで聞いたことのある方も多いと思います。新型コロナウイルスのワクチンを共同で購入し、発展途上国などに分配する国際的な枠組みで、世界保健機関(WHO)が主導するものです。ちなみにCOVAXとはCOVID-19 Vaccines Global Accessの略です…ってXはどこから来たんだという疑問が。”Access”の”ccess”を”X”と読み替えてるんでしょう。

残念ながらワクチン開発では出遅れてしまった日本ですが、COVAXへの寄附者としては上位で、国旗が余白に描かれている米独英欧日加が上位6カ国でした…2021年2月の時点では。ところが8月の時点ではカナダは7位となり、イタリアが6位に上がったため、米独日英欧伊の順となっています。まあ順位を競ってもしょうがないんですけど、イタリアはもっと早くに多く拠出していればこの切手に入れたのに。

それでまあ、クーデターの話に戻るのですけど、今年はミャンマーにアフガニスタンにギニアに、政権転覆の話ばっかりですね。打倒する側からすればタイミングというものがあるのでしょうけど、ほんと新型コロナ対策は大丈夫なんでしょうか。