英国ロンドンのメールレール

週末は1万年ぶりに切手の水剥がしという酔狂なことをしていました(酔狂言うな)。今回はなかなかうまくいきましたね。

さて最近、ツイッター上でOpenRailwayMapというのが話題になっていました。世界中の鉄道網がとんでもないマニアックなところまで高い精度で載っているというので私も見てみたのですが、まぁこれがいくらでも見ていられる。あっという間に時間が経ってしまいますね。

OpenRailwayMap
https://www.openrailwaymap.org/

世界中のあらゆる鉄道路線が地図に表れる
「OpenRailwayMap」の情報量に日本の鉄オタが困惑
https://togetter.com/li/1770457

それで思い出したのが英国ロンドンでかつて使用されていた郵便物輸送用の地下鉄『メールレール』(Mail Rail)です。1927年に郵便局鉄道(Post Office Railway)の名称で開業し、道路渋滞や霧のために遅延しがちだったロンドンにおいて郵便物の迅速な配達のために使われました。最終的にはロンドンを東西に10.5キロ突っ切る路線となり、2003年5月に廃止されています。2017年より一部区間が郵便博物館にて一般客が乗ることができるようになっています。

このメールレールを探してみたところ、それらしきものがありました。”Post Office Railway”がそれで、黄色部分は郵便博物館にて乗ることができる区間でしょうか。その周りには廃線となったメールレールの路線が灰色の線で描かれています。日本からなかなか渡航できる状況ではないですが、行けるようになったらこの郵便博物館を参観して、メールレールにも乗ってみたいですね。体験者によれば車内はあまり広くはないそうですが、そもそも人を運ぶための電車ではないですからね。

ちなみにドイツのミュンヘン、スイスのチューリッヒ、アメリカ合衆国のシカゴにも、かつて同様に郵便物輸送目的で作られた電車があったそうです。これらについては探していませんが、いずれも30年以上前に運用を停止しているため、微妙なところですね。