インド東部ナガランド州

先日、17日にインド東部ナガランド州の州知事が替わりました。どういう情報収集の仕方をしていたらそんな情報が入ってくるんだよと言われそうですが私のアンテナに引っかかってしまったので仕方ありません。とにかくこのナガランド、外国切手収集をされている方にとっては馴染みのある、そしてあまりイメージが良くない地名かもしれません。なぜならナガランドは同地名義の違法切手が国際切手市場に流通しているからです。

ナガランドは以前からインドからの独立志向が強く、それに目をつけたワルーい人(郵趣詐欺で有名なクリーブ・ファイゲンバウムが裏で手を引いていたとも言われています)がそそのかして、1970年代から80年代にかけてナガランド名義の切手が収集家のお財布目当てに大量に作られて、国際切手市場に大量に持ち込まれました。ここではそんなナガランド名義の違法切手をご紹介します。目打ありと無目打のセットですね。このほかCTOも存在しています。

これらナガランドの違法切手は切手商の小型シート販売とかに普通にしれっと紛れているので要注意です。私のようにわかっていて買う分にはいいのですが…ちなみにこれは、私が購入した切手コレクションの中に含まれていたものです。こうした切手を本物と同じ扱いでコレクションに加えているというのは恥ずべきことだと思っています(わかっていて別個に扱っているならば問題ない)。手放した後とはいえ、自分の切手コレクションの価値、ならびにコレクターとしての評価を大幅に下げる行為です。