そしてCOVID-19切手の発行は続くのだ!

昨年(2021年)12月25日に3回目の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンを接種してから4週間が経過しました。3回目の接種からどのくらいで抗体が最大になるのかイマイチ不明ですが、まあ4週間経ったので、それなりの数値にはなっているでしょう。政府によるデジタル接種証明書を使って、10日後には国の接種記録DBにデータが反映されていることを確認しました。

さてCOVID-19切手として、一昨年にこのような切手をご紹介しました。ペニー・ブラックに描かれているヴィクトリア女王がマスクをしているというもので、切手代理発行エージェントが複数の国名義で同様の切手シートを発行しました。なおマスクは基本的に全て違うものです。

当時は初期に販売された中央アフリカ、シエラレオネ、トーゴ名義の切手をご紹介しましたが、その後も様々な国の名義で同様の切手が続々と登場していました。日本郵趣協会の世界新切手ニューズをチェックされている方は「ああ、また同じデザインの切手が出てるのね」という程度の認識はされているかもしれません。結局、2020年中にアフリカの11カ国名義で登場し、これで終わりかと思ったら昨年暮れにいきなりモルディブが12カ国目となりました。とうとうアフリカを飛び出して中央アジアにまで広がりました。

同時期に丸形変形シート2枚組も各国名義で登場しましたが、これも2020年中に12カ国名義で登場し、昨年暮れにモルディブが13カ国目として加わりました。こちらはタジキスタン名義でも発行されていたので、初の中央アジアではありませんでした。

かくしてCOVID-19切手の発行はまだまだ続きます。仮にCOVID-19が終息したら、今度は大々的に終息切手を出すのでしょう。おそらく、最終的にCOVID-19関連切手の種類は単片ベースで4桁になるのではないでしょうか。