先日、中華人民共和国より発行された中国共産党成立100周年切手をご紹介しましたが、切手代理発行エージェントからも複数の国名義で中共100年切手が登場しています。注目すべきはこのエージェントが在リトアニアで、同国は中国との関係が悪化しつつあるということです。しかしまあ、商売なので問題ないということでしょうか。作っているのはリトアニアの切手ではなく、エージェント契約を結んでいる外国の切手ですし。
それではそのうちの一つをご紹介しましょう。これは中央アフリカ共和国名義で2021年8月30日付で発行された中国共産党成立100周年の切手です。
中共100周年のロゴの形(下記参照)をした切手シートで、あからさまに中国の切手収集家に向けた切手となっています。しかも同様の切手がジブチやサントメ・プリンシペなど複数のアフリカ諸国名義で発行されています。まあ、中国からの経済支援にお世話になっているアフリカの国も多いようですし、不思議はないのかもしれません。