ロシアによるウクライナ侵攻がいよいよ間近とも噂されている中、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は2月16日を国民統合の日と定め、当日はテレビで特別番組が放送されたり、各地で国旗が掲揚されたようです。というわけで今回はウクライナ国旗の話。
通常の郵便切手と違い国際返信切手券(IRC)はなかなか話題になることが少ないですが、国外の収集家向けに郵政が切手の通販を行っている国の中には、IRCの通販も行っている国があり、私も気が向いたら注文するようにしています。現行のIRCであれば1枚あたりの価格が安く、中には記念切手ならぬ記念IRCもあるため、気軽に楽しむことができます。
さてこれはルクセンブルク(上)とウクライナ(下)のIRCです。IRCは基本的に世界共通デザインですが、販売国の違いを差し引いても、この2つを比べると明らかに違うところがありますね。
そうです、本来なら国旗が描かれるはずのスペースに、ウクライナのIRCには何も描かれていません。ちなみに日本のIRCはもちろんこの場所に日章旗が描かれています。しかしウクライナのIRCに国旗が描かれていないのはなぜか、その理由はよくわかりません。