シエラレオネ名義のウクライナ戦争切手(その2)

シエラレオネ名義で3月25日付で発行されたウクライナ戦争の切手をご紹介しています。今回は侵攻開始直後に戦死されたオレクサンドル・ヤコビッチ・オクサンチェンコ(Олександр Якович Оксанченко)大佐を追悼したシート3種です。

オクサンチェンコ大佐はウクライナ空軍のパイロットでした。1989年から30年ほど軍に所属し、凄腕のパイロットとしてその名を知られます。2018年に退役し2020年よりミルゴロド市議会議員となっていましたが、2022年2月にロシアが軍事侵攻を開始したため軍に復帰し、祖国存亡の危機を救うため再びSu-27(スホーイ27)戦闘機に乗り込みます。

開戦翌日の2月25日夜に首都キーウでロシア軍の地対空ミサイルS-400に撃墜され戦死。ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は28日にウクライナ英雄の金星勲章をオクサンチェンコに追贈しました。

さてこの切手、オクサンチェンコ大佐やゼレンスキー大統領、Su-27戦闘機、ウクライナ空軍エンブレム、生前に授与されていたダニーロ・ハールィツィクィイ勲章、またオクサンチェンコがウクライナ空軍の第831戦術航空旅団に所属していたことや、追贈された金星勲章も描かれています。