2022-24年のアジア地域における国際切手展

国際郵趣連盟(FIP)公式サイトの国際切手展開催スケジュールは未だに2021年の切手展も書かれたままとなっていますが、アジア郵趣連盟(FIAP)の公式サイトのはだいぶ整理されています。新型コロナ禍による数々の延期や中止を経て、ひとまず2022年から24年のアジア地域における切手展はこれで準備を進めるという宣言のように思います。

FIAP Calendar
http://www.asiaphilately.com/Calendar.html

気になるのがアジア展の回次で、現状どうにもしっくりこないのですが、おそらく横浜(第37回、2021/8)のあとはメルボルン(第38回、2022/9)、オークランド(第39回、2023/3)、台北(第40回、2023/8)となるところを、先月メルボルンが約1年半の延期を決定したため、このような順番になったのでしょう。

さて日本人の海外渡航への環境が急速に整備されつつあります。渡航中止勧告が緩和され、ワクチン3回接種者を対象に帰国時の待機が一部免除されました。正直、日本政府は今年夏の参議院選挙が終わるまでは海外渡航緩和をやらない腹積もりかと思っていたのですが、内外からの緩和圧力もあったのでしょう。

というわけで2022年から23年にかけて、いよいよ日本人による海外での国際切手展観覧も再開されることになりそうです。いやー、長かったですね。ウクライナ戦争の影響で旅客機がロシア、ウクライナ、ベラルーシ上空を飛べないという状況は続いていますが、戦闘地域が今以上に拡大しなければ数時間の余計なフライトに留まるでしょう。もちろん、予断は許しませんが。旅立つ人に対しては『道中お気をつけて』と無事を祈るものですが、今ほどこの言葉が重い意味を持つ時代はないかもしれません。