Hasta la vista, baby!

シュワちゃんことアーノルド・シュワルツェネッガーの生誕75周年にあたる今年(2022年)、これを祝う切手がシエラレオネ名義で5月5日付で発行されました。シエラレオネはアフリカの国ですが、まあ外貨稼ぎを使命とした切手代理発行エージェントによるものなので、別段珍しいことではありません。特筆すべきなのは、これがウクライナ侵攻に関する切手でもあるということです。

シュワルツェネッガーといえば、戦争開始後にロシア国民向けのビデオを公開し、反戦を呼びかけたことが話題となりました。

おそらく、これを受けてウクライナ戦争に絡めた切手にしたのだろうと思われますが、余白部分にシュワルツェネッガーが出演した映画『ターミネーター2』の名台詞”Hasta la vista, baby!”が書かれているのはなかなか刺激的です。日本語では字幕や吹き替えなどで『地獄で会おうぜ、ベイビー』と訳されることが多いこのセリフ、実際には(もう会うことはないという前提での)『さようなら』といった意味なんだそうで、『失せやがれロシア軍』と解釈できなくもありません。

そしてそれ以外の画像はシュワルツェネッガー出演作品のポスターやら何やらから引っ張ってきているようにも思いますが、これ、許可取ってないんだろうなあ…。

さてスイスのルガーノで開催されていた国際切手展『HELVETIA 2022』の吉田敬日本代表コミッショナーによる報告レポートの続編です。メダルやら欧州郵趣学会機関紙やら…日本には郵趣『協会』というのはありますが、郵趣アカデミー(学会)ってのはありませんねえ。

[HELVETIA 2022] ニュースレター(31)
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