インドネシアのCOVID-19切手と国際展

本日8月9日はインドネシアのジャカルタで開催されている国際切手展『INDONESIA 2022』の最終日です。当初は2020年に開催予定だったのが延期に延期を重ね、途中で公式サイトがなくなってしまいどうなるのかと思っていましたが、なんとか8月4日から9日まで6日間の会期をやり遂げたようです。

Indonesia 2022 World Stamp Championship
https://indonesia2022.id/

現在、日本からインドネシアに渡航するにはビザなしというわけにはいかないようで、何らかの許可証が必要です。これもすべて新型コロナウイルスのせいです。というわけで、インドネシアが2020年8月に発行した新型コロナの切手をご紹介します。本当は『INDONESIA 2020』を2020年8月6-11日に開催する予定だったので、まさにこの時期の発行となったのは何かの皮肉かもしれません。

なお同国は翌年(2021年)2月にはジョコ・ウィドド大統領がワクチンを接種する姿を切手にしているほか、2021年12月にはさらに別のワクチン切手を発行するなど、積極的な新型コロナ切手発行が目に付きます。このアピール切手のかいあってか、現在インドネシアで必要な回数のワクチン接種が完了した割合は62.2%。全世界の平均が62.6%という話なので、まあまあ平均値の水準には達しているということになります。

国際切手展の話題に戻すと、2023年、2024年の予定もぽつぽつ出てきてはいますが、日程が確定していなかったり暫定的なものもあります。まだ早いかもしれませんが、2025年以降の開催地は未だに見えてきません。『INDONESIA 2022』の会期中には国際郵趣連盟(FIP)の第76回会議が予定されており、何か今後に関する動きが見えてこないものかなと思っているのですが。