旧ソ連のミハイル・セルゲーエヴィチ・ゴルバチョフ元大統領が30日に永眠されました。冷戦を終わらせた立役者として主に西側諸国では名声高い政治家ですが、ロシア国内では大国ソ連を崩壊させ、政治と経済の混乱を招いた張本人ということで不人気のようです。政治家の評価が国の内外で一致するとは限らない、というのはどこの国も同じのようです。
さて以前に中央アフリカ共和国名義で発行された、アメリカのブッシュ（父）大統領の追悼切手をご紹介したことがあり、そこにはゴルバチョフ元大統領も描かれているのですが、何故かあの時は1種類しか紹介しませんでした。しかし他にもありますので、今回改めてご紹介しようと思います。今後、ゴルバチョフ追悼切手も発行されるでしょう。
考えてみれば、ブッシュ（父）も冷戦終結、湾岸戦争勝利など外交上の輝かしい実績を持って大統領選挙に臨みましたが、経済こそ重要と主張したビル・クリントンに破れ、再選は叶いませんでした。やはり国民にとっては外交より経済なんでしょうかね。経済は生活に直結するものね。