またまた広がるクリプト切手の輪!
NFTアイテム(画像や動画)が付随する切手、いわゆるクリプト切手が発行される国がここ数年で増えています。私ももういちいち全部は買ってないですが、このたび2月28日に新たにポルトガルがクリプト切手を発行したとのことなので購入してみました。
こんなケースに入っておりまして、
中には冊子と切手が入っています。冊子には暗号資産(仮想通貨)のウォレット、具体的にはMetaMaskの導入方法が書かれています。確かにイーサリアム系のNFTアイテムを管理・閲覧することができますし、以前からChrome系のブラウザにインストールしているという方もいるでしょう。
で、これがその切手ですが、袋を開けるとこれもまた冊子の形をしていまして、この銀色の部分を削って出てくるパスワードを専用サイトに打ち込めばNFTアイテムである画像を見られるんだそうです。だそうですというのは、私はまだやっていないからです。その左側にあるのが物理的な郵便切手です。
今回はこの冊子形式の切手が3万枚、それにNFT画像のみで1万枚が販売されているので、NFT画像は全部で4万枚作られたことになります。このNFT画像は全部で4種類が存在し(画像はポルトガル郵政のクリプト切手サイトより)、レギュラーが35,000枚、レアが4,900枚、スーパーレアが99枚、そしてたった1枚のユニークが存在しています。もはやソシャゲのガチャよりひどい。
Crypto Stamp CTT(ポルトガル郵政)
https://ctt.pt/crypto-stamp/
Stampsdaq(NFTアイテムを見る)
https://stampsdaq.com/
ところで日本郵政は相変わらず切手画像をモチーフとしたNFTアイテムの販売を続けています。もしこれを万単位で用意できるのであれば、日本でのクリプト切手発行もまんざら夢物語ではありません。ただし、日本郵政は海外への通信販売を行っていないのが難点です。これまでクリプト切手を発行してきた国々はすべて海外へも切手の通販を行っています。こうしたNFTアイテムは世界的に販売してこそたくさん売れるので、現状では日本郵政もクリプト切手を発行して大儲け、というわけにはいかないようです。