国際郵便はがき値上げで7、70円切手は消滅?

25日の日本郵便ニュースリリースにて今年(2023年)10月1日より郵便料金が一部値上げされることが発表されました。その中で航空扱い国際郵便はがきの料金が70円から100円に値上げされるということも明らかとなりました。ついに来るべきものが来たという感じですね。

すでに発表されているように国際郵便はがきは今年9月末をもって販売が終了します。それ以降も使うことはできますが、販売終了の翌日からもうさっそく30円を貼り足さないと航空扱いの国際郵便はがきとして送れません。昭和時代から駆け抜けてきた国際郵便はがきは引退の翌日からもうサポートを要する身体となります。ちなみに船便扱いの国際郵便はがきも60円から90円となります。まあ、終売するくらいですから、そもそも国際郵便はがきの需要そのものはなかったのでしょうけど。

そして、毎年10月上旬に発行されている国際文通週間の7円、70円切手もなくなることになります。70円が100円になるのは想像がつきますが、国内はがき料金との差額を埋めるために発行されてきた7円切手はどうなるのでしょう。完全に消滅か、あるいは代わりに国内はがきとの差額の37円、定形内郵便との差額16円という妙な額面の切手を発行するかもしれません。ちなみに今まで日本で37円切手というのは発行されたことがなく、16円切手は1950年の『キジ航空』を最後に発行されていません。いずれにせよ、7円切手が10枚の1シートを100シートで、7,000円で官封を買えるというのは昨年が最後だったということになりそうです。

郵便物の特殊取扱料の改定、荷物の付加サービスの料金改定および廃止ならびに国際郵便料金の改定
(日本郵便ニュースリリース、2023/4/25)
https://www.post.japanpost.jp/notification/pressrelease/2023/00_honsha/0425_01.html