気球はないけど気球の切手

フランスのモンゴルフィエ兄弟が世界で初めて熱気球の無人飛行を成功させたのは1783年の6月4日のことでした。その年の11月には有人での飛行も成功させています。それから、実に240年という年月が流れたことになります。

さて気球の切手はありそうでなかなかないものです。これは1972年4月20日に発行された切手趣味週間『気球揚る』(中村岳陵画)なのですが、気球と言っている割にはどこにも気球の姿がありません。それもそのはず、元々の絵は左上部分に気球が描かれていたのですが、切手にするにあたって手前の女性をクローズアップしたがために気球が画面の外に追いやられ、切手には登場しなくなってしまったのです。ご興味のある方は『気球揚る』を検索してみて下さい。