国際切手展『IBRA 2023』開催

今年(2023年)5月25日から28日にかけて、ドイツのエッセンにて国際切手展『IBRA 2023』が開催されました。今回はクラス15F(デジタル文献、ウェブサイト、ソフトウェア)に電子書籍『現代切手』を出品いたしました。この15Fというのは実験クラスで、要するに最近始まった試行錯誤中のクラスです。今回の『IBRA 2023』は元々2021年開催予定で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により延期されていたわけですが、当初は文献クラスは15A、B、Cの3つしかありませんでした。D以降は後から追加されています。

2018年より同人誌『現代切手』を作ってきましたが、Adobe InDesignでの作成に切り替えた新装版になってからは今回が初の出品です。クラス15Fは主催者も含めて皆が皆、手探りで、ひとまずドイツのコミッショナーよりPDFファイルを何らかの形で送付せよとのことだったのでDVD-Rに焼き、万が一ディスクが読めない、あるいは読む手段がないと困るので紙に印刷したものも同封して送りました。そこまでやるのなら普通の文献クラスで出せばよかったのかもしれませんが、試行中のクラスに出すことに意義があります。

展示方法について具体的な話は事前に一切なく、現地にいる日本国コミッショナーより一切の展示がなされていないない模様だと連絡がありました。まあ机の上にDVDディスクだけをドンと置かれても観覧者は困るでしょうし、文献はまだしもウェブサイトなんてどうするんだいう話です。展示がないというのは想定の範囲内で、審査してもらえばいいという考えでした。まあ、クラス15Fはこれからどんどん仕様が改善されていくのでしょう。

その審査の結果、『現代切手』は71点の銀賞となりました。今まで『現代切手』を国の内外の切手展に出品してきましたが、70点を超えたのはこれが初です。出品する文献クラスが毎回微妙に違うので単純比較はできませんが、郵趣家向けというより一般向けと位置づけている本書が70点を超えたというのは私にしてみれば快挙です。というわけで色々と送られてきたのでご紹介します。

まず、これが認定証です。

そしてこれが参加賞のメダルですね。ドイツの国土の形をしています。

このほか、パルマレスの案内と切手展のカタログも入手したのですが、このカタログというのが264頁もあるので厚い。角で殴ったら確実に痛そうです。2021年の横浜でのアジア展のカタログは薄い上に小さく、昨年のロンドンはそれよりは大きかったものの薄めでした。カタログが質実剛健なのはドイツ気質が故なのでしょうか。読み応えはありそうな文献ですが、残念ながら大半はドイツ語で書かれており、大学時代にちょっとかじった程度の語学力では全く歯が立ちません。

かくして新装版『現代切手』は国際切手展に出品され、間違いなく採点もされたのですが、実際に展示はされていないという大変奇妙な状態となっています。今年8月に台湾で開催予定の『TAIPEI 2023』にも出品予定で、そちらには今回のクラス15Fのような文献クラスはなく、普通に紙に印刷したものだけを送りましたので、これは現地でお読みいただけるでしょう。新刊が間に合わずドイツと全く同じ出品になってしまったのが大変残念ですが、実際に現地にて並べられるのはこれが初の機会ということで。