台湾・台北にて開催された国際切手展『TAIPEI 2023』(第39回アジア展)の記念切手をそろそろご紹介していこうかと思います。まずはリトアニアの切手代理発行エージェント、Stamperija(スタンペリヤ)社のブースにて買ったものから始めましょう。
同社が発行した7種の記念切手シートのうちの2種は中央アフリカ共和国名義です。ウクライナの国旗カラーである青と黄色に染まった蘭の写真が使われていますが、これは2022年3-4月に台湾で開催された国際ラン博覧会(Taiwan International Orchid Show)にて登場した蘭で、特殊な方法でこの色に染めているのだそうです。この色に染めたのはもちろん、ロシアによる軍事侵略を受けるウクライナを支持する意志を示すためです。台湾とウクライナの話題をうまく結びつけた切手と言えます。このときまでネタをとっておいたのでしょうか。
なお、この切手の発行日付は不明です。エージェント切手の発行日は正直言ってどうにでもなる代物ですが、いずれ判明するでしょう(2024/3/20追記:その後、これらは2023年7月5日付の発行であることが発表)。