セブン&アイ・ホールディングスが百貨店子会社のそごう・西武をアメリカの投資ファンドに売却することを決定し、労働組合がストライキを実施するという事態に発展しました。もう日本国内に西武は6店舗、そごうは4店舗しかありません。まあ、百貨店という業態そのものが終わりを迎えつつあるということなのでしょう。
そんなそごうですが、台湾にもあります。これは8月の国際切手展観覧のために台北を訪れた際、宿泊したホテルの近くで見つけたそごう(遠東SOGO)です(9/16追記:当初、ピントがあってないぼやけ気味の写真を使っていましたが、後からはっきりした写真を見つけたので差し替えました)。これは本店の台北忠孝館で、ホテル最寄り駅の忠孝復興駅とつながっています。もっとも、台湾のそごうは太平洋崇光百貨が運営しており、本家そごう・西武と資本関係はなく、名前だけをライセンス契約で使っているだけだそうです。しかし、このロゴ久々に見たなと懐かしさまで感じてしまいました。
今回の訪台では切手展会場の付近だけでなく、町中の写真も色々撮ってきたのですが、町中でよく見かける郵趣関係の光景と言えば…郵便ポストですね。緑と赤のペアで並列して立っている台湾のポストですが、緑色は国内専用、赤色は国際郵便と速達専用なんだそうです。地元民にしてみれば何の変哲もないポストなのですが、こっちは何しろ物珍しいので、見つけ次第撮影してきたのですが、冷静になって考えればそこまで…と思わなくもないです。
さて、その中でもいちばん有名なのがこの郵便ポストでしょう。2015年8月に発生した台風13号が台北を襲った際、強風で飛んできた看板が郵便ポストに直撃し、ひん曲がってしまったというニュースは日本でも報道されました。2つ仲良く曲がってしまったこの郵便ポストは『萌えポスト』として当時は人気を博しました。
で、この郵便ポストも、実は私の宿泊ホテルからそんなに離れていない場所にあります。ホテル最寄り駅の忠孝復興駅から電車(文湖線)で1駅、南京復興駅から歩いて数分のセブンイレブン(統一超商)龍京店の前に佇んでいます。当時は人気のあまり移転も持ち上がったといいますがさすがに8年も経てば落ち着き、こうしてゆっくり写真を撮れる…状況ではあったのですが生憎の雨。ポストの間にある説明文もずぶ濡れだったので、手元のハンカチで水分を拭き取ってから撮影したのですが、何しろ酷い雨でどんどん濡れていく! この説明文もなんか文字が薄くなり始めているようです。
翌日、これは切手展の初日だったのですが、朝の時点ですでに晴れていたので、もう一度現場に行き、再び撮影を行いました。
先程も申し上げたように地元民にしてみればもはや珍しくもなんともなく、撮影している人もいません。その点は撮影しやすかったのですが、ポストの前に思い切り車が止まっていたりしたので、実際にはあまり撮影しやすい環境ではありませんでした。
まあ、この郵便ポストを見に来られただけでも、台湾に来たなという実感が湧きますね。しかしこの萌えポスト、以前の写真と比べると現在の方が傾いていないようにも見えます(特に緑ポスト)。危険なので多少は傾きを緩めたということなのでしょうか。