今年(2023年)8月11-15日に台湾・台北で開催された国際切手展『TAIPEI 2023』(第39回アジア展)を訪れる前、現地ブースで販売されている切手展関連の切手は見つけ次第、すべて購入しようと決めていました。しかし現地で見つけたものの購入を断念したものもあります。それがこれです。
いわゆる自動化切手です。元となる共通の用紙に、額面の部分を自由に入れられるというやつですね(台湾の場合は最低5元、以降は5元刻みのようです)。ATM切手などとも呼ばれることがあります。右はエラー印刷らしいのですが、まあドルマークが上部に余計に印字されているからということなんでしょう。
現在、日本ではこういう切手は発行されていませんが、海外ではこの形に限らず、色々な自動化切手が発行されています。ただしスコットカタログには載っていません。このへんはPost&Go切手と同じく、切手ではなくラベルではないかという論議に決着がついていないということなのでしょうか。台湾郵政が新切手発行のたびにメールで送ってくる発行案内の中にも、今回の自動化切手は含まれていません。なので今回も記事のタイトルは番外編としています。
これが実際に切手展会場で自動化切手が販売されていた様子です。なんかパチンコを打っているような光景にも見えますが、この緑色の機械で金額を打ち込むと出てくるのですね、多分。この隣には両替コーナーがあります。この後ろには多くの方々がパイプ椅子に座って順番待ちをしておりまして、まあいいかと多い当日はチャレンジしませんでした。冒頭でご紹介した切手は日本への帰国後に購入したものです。
ちなみにこの販売機は切手購入列から見てレジの反対側、この写真でいうと列の右にありました。